みんなのサービスをもっと広げるメディア「POPCORN Lab」のシリーズ企画『事業開発Journey』では、事業成長の裏側にあるストーリーに迫ります。
今回は、「Mention」を開発された松井 貴史さんにインタビューを行いました。サービスがどのように誕生し、進化を続けているのか、また今後の展望について詳しくお伺いしました。
「Mention」とは?
Mention(メンション)は「マインドが合う仲間が見つかる」をコンセプトに、スキルだけではなく、自分のマインドに合った仲間を探せます。月額定額制でビジネスパートナーとして活動をお願いしたり、仲間を助けるプレイヤーとしてお手伝したりできるサービスです。
サービス開発のきっかけは自身の経験
– サービス開発のきっかけを教えてください!
松井さん:受託業務の経験から、フリーランス同士が長期的に信頼関係を築けるプラットフォームが必要だと感じたことがきっかけです。特に働き方や価値観が合う仲間を見つけることが難しいという課題を解決したいと思いました。
– 具体的な課題や体験を教えていただけますか?
松井さん:一緒に仕事をする相手の価値観が合わないと、プロジェクトの進行に支障が出てしまうことがあるなと感じていました。この課題を解消するために、自分の価値観や考え方を登録し、それに基づいてマッチングができる仕組みを作ることを目指しました。
– 開発時に最も意識したことは何でしたか?
松井さん:価値観を重視したマッチングが円滑に行えるように、プロフィール登録機能の設計に力を入れました。ユーザーが自分の考えを簡単に表現できるようにすることが重要でした。

独自の機能設計と工夫
– Mentionの特徴的な機能について教えてください。
松井さん:ユーザーがプロフィールに仕事に対する価値観や考え方を登録できる機能を提供しています。例えば「継続的な改善」や「向上心」といった性格的な要素を記載することで、自分に合ったパートナーを見つけやすくしています。
– 他のマッチングプラットフォームと比べて、どのような違いがありますか?
松井さん:通常のマッチングサービスはスキルを重視する傾向がありますが、Mentionではマインドを重視しています。そのため、価値観や働き方が一致する仲間を見つけやすい点が大きな特徴です。
サービス開発の流れとチーム体制
– これまでのサービス開発の流れを教えてください。
松井さん:開発は約2年間続きました。日中は受託業務を行いながら、毎日1〜2時間を開発に充てていました。ベータ版リリース後、ユーザー様からのフィードバックを基に設計を改良していきました。
– 開発体制について教えていただけますか?
松井さん:基本的には一人でデザインから開発まで行いましたが、技術的に難しい部分ではエンジニアの協力を得ました。また、新しいプログラミング言語の習得や決済機能の実装ではメンターやAIを活用しました。
– ベータ版を開発する際、どのような優先順位で機能を実装しましたか?
松井さん:まずは価値観の登録とマッチングのコア機能に注力しました。その後、ユーザー体験を向上させるための補助的な機能を追加していきました。
– 開発中に想定外のトラブルはありましたか?
松井さん:想定よりも多くの時間がかかったことが挙げられます。特に、決済機能の実装や新しい言語の習得に苦労しました。また、初期段階でユーザー体験を完全に網羅できていなかった部分があり、後から調整を行う必要がありました。
開発中に直面した課題
– 開発中に直面した課題について教えてください!
松井さん:新しい技術を学ぶ時間の確保が難しかったです。また、プロジェクトが進むにつれてフィードバックを反映させるプロセスも重要になりました。
AIと会話しながらコードを書くことで効率的に学習しました。また、メンターのサポートを受けることで技術的な壁を乗り越えることができました。
特にStripeの実装が学びが多かったです。想定以上に難しく、多くのドキュメントやメンターの助けを借りながら取り組みましたが、この経験がサービス全体の品質向上につながりました。
– サービスを改善する際、どのようなプロセスを取り入れていますか?
松井さん:ユーザーからのフィードバックをもとに、課題をリスト化し、重要度順に対応するプロセスを採用しています。リリース後の反応を分析し、改善ポイントを具体化しています。例えば、ユーザーの行動データを分析し、使いやすいインターフェースを提供する方向で改良を進めています。

今後の展望
– 現在、特に課題を感じられている点はありますか?
ログイン前のトップページのリニューアルです。現状ではログイン前に閲覧できる情報が限られており、検索にも引っかかりにくい状況になっていますので、ここを改善したいです。
– 今後はどんな機能を追加されるご予定ですか?
松井さん:お試し求人機能です。いくら仕事に対する価値観やマインドが合いそうでも、実際に一度仕事をしてみないとわからない部分はあります。そのため、初回限定のお試し求人を作成できる機能を導入する予定です。
– 最後に、長期的な目標を教えてください!
松井さん:長期的には、フリーランスとして独立したばかりの方が気軽に登録できるコミュニティサイトのような存在を目指しています。利用者同士が助け合い、成長できる環境を作りたいと考えています。
「Mention」でフリーランス同士の絆を深めよう!
松井さん、インタビューへのご協力を誠にありがとうございました!
マインドで繋がる長期的なパートナーシップを実現する「Mention」は、フリーランスの新しい働き方を支えるプラットフォームです。
独立を考えている方、またはフリーランスとして活躍している方は、ぜひ利用してみてください!
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